チョット笑える話
チョット笑える話〜海外旅行編G〜 2011/12/10
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平均で年に一回は海外旅行に出かけていますが、どこも日本人が多いですね。
まあ、日本国内の検索で、有名所をピックアップしている訳ですから、競合相手も
多いハズなのです。
そんな中、一番日本人の少なかった土地がフィリピンの「パングラオ島」と、イン
ドネシアの「ロンボク島」。後者の「ロンボク島」には、名所の「ギリ3島」や「タンジ
ュン・アン」といった観光地もあって日本人もチラホラ。本題の舞台は、そんなロン
ボク島の市内「マタラム」という町。旧跡・名所なんか全く無く、空港に行くために
観光客の99%は素通りする街です。
初めてのインドネシア入国。リーゾトだけでなく、町の様子も見たかったのでマタ
ラムで一泊しました。マップを見ると、唯一「メル寺院」という仏閣だけが有名処ら
しいです。
勝手な敷地内の散策は不可能で、寺の若坊主に英語で案内されました。記帳
しようとしたら、本日まだ午前中なのに日本人と思われる記載が。ローマ字の名
前は男性で、64歳、YOKOHAMAと記されていました。全頁をめくってみましたが、
他に日本人らしい名前なんて皆無です。
本堂に案内されて、「ここでお祈りしてください」と言われて手を合わせました。す
ると、久しぶりに耳にする日本語が聞こえてきました。右隣に、同じく手を合わせ
る初老人から発せられていました。
「極楽浄土へ行けますように・・・」
「逝くときは安らかに・・・」
「痛みを伴わない最期を迎えられますように・・・」
つい、声を出して願ってしまったのですね。
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