チョット笑える話
チョット笑える話〜少年時代編U〜 2005/12/23
|
|
中学生の時、文化祭の時季になると合わせて「合唱コンクール」が開催されまし
た。全校生徒が体育館に集められ、同じ課題曲をクラス毎に聴かされ、退屈な思
いをしたものでした。
最上級の3年生は、課題曲の質も難易度も高く、「美しき蒼きドナウ」や「流浪の
民」の4部合唱で、コンクールの時季が近づくにつれ、各教室から練習する歌声
が響いていました。下級生たちは、そんな課題曲に憧れを持ったものです。西洋
オーストリアやドイツのクラシック的な楽曲だし、特に、「流浪の民」なんかは、ピア
ノの伴奏も難しそうだし、ソプラノのソロに選ばれた女子は格好良かったです。
我々の学年が進級し、今年の課題曲が音楽担当教師から発表されました。「も
みじ」でした。
「もみじ」って、あのモミジですか・・・。
よりによって、その年だけは2部合唱の、しかも日本の童謡とも言える課題曲で
した。合唱というよりは、むしろ輪唱? バカ面下げて、男子たちは早口で「テル
ヤマモミジー」と繰り返すだけ。情けなかったです。
|
|
|
|