チョット笑える話
チョット笑える話〜留学編L 〜 2004/05/29
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日本国内では上手くかいくぐって、飲酒の検問で御用になったことのない管理人
であるが(正直でしょう?)。僅か1年あまりのオーストラリア滞在期間中、これに
捕まったことがある。今更ですが、その時の模様をルポしたいと思います。
オーストラリアでも飲酒運転は列記とした犯罪。ちなみに、英語で飲酒運転は、
「Drinking drive」、スピード違反は、「Speeding drive」といい、単に、「ドリンキング」
や「スピーディング」と呼ばれていました。具体的な数値は忘れましたが、免許取
得の際の学科試験で、散々この数値を覚えた記憶が残っています。0.05mlとか、
0.50mlといった具合に。
その日はクラスメートの大飲兵衛であるコロンビア人数人を引き連れて、友人
宅でのパーティ帰り。午後10時半を時計は示していました。ごく普通の住宅街前
の道路で、警官3人(ウチ1人は婦人)による飲酒検問が行われていた。
「飲んでないね?」
と、聞かれたので、
「勿論、飲んでないよ」
と、答える。その言葉を信じたのか、警官たちは、
「行っていいよ」
と、言った瞬間、手元のアルコール検知器の数値を見て怒鳴った。
「Wait ! Wait ! Wait ! Wait ! Too much drank」
面白いことに、飲んで運転したことよりも、最初に嘘をついたことを酷く怒られ
た。別に運転免許証の提示を求められることもなく、
「酔いが冷めてから、帰りなさい」
と言われるだけだった。2言3言、コロンビア人の友人が文句を言ったが、
「Jail(刑務所)に行きたいか?」
の警官の一言で黙ってしまった。
道ばたで、途方に暮れる一行。飲酒検問で捕まって、今夜は帰れそうにないこ
とを、ホームステイの家族に携帯電話で告げる。
ところが、午後11時のラジオの時報と共に、警官たちはパトカーで現場を引き上
げてしまった。
結局、「飲酒運転」という犯罪を犯した事実だけが家族にバレる結果となった。
30才半ばを過ぎた大人に下された判決は、「門限9時」というそれは重い内容だっ
た。
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